国連

ボノ氏及びゲルドフ氏の総理表敬

平成20年9月25日

 麻生総理は、25日(木曜日)、18時50分から約15分間、国連本部内においてU2のボノ氏及び同じく音楽家のゲルドフ氏の表敬を受けたところ、概要以下のとおり(中曽根外務大臣他同席)。

  1. 冒頭、ボノ、ゲルドフ両氏より麻生総理に対して総理大臣就任の祝意が伝えられ、ボノ氏よりREDの製品であるiPodが贈呈され、麻生総理より、ボノ、ゲルドフ両氏の参加を得て我が国はTICAD IVとG8北海道洞爺湖サミットを開催し大きな成果を収めることができた、今後とも総理として開発問題に積極的に取り組んでいく旨述べた。
  2. ボノ氏より、日本で台頭している若い世代は世界に向かって自分の国がどう貢献できるかをアピールしたがっており、日本の科学技術が世界の役に立っていることを誇りに思っている、と述べつつ、今般ブラウン英首相がマラリアについて新たな貢献策を約束したが、マラリアの撲滅には日本の科学技術を活かした蚊帳の配布がきわめて有効であり、自分としては日本がこうした動きの一部となることを希望する旨述べた。これに対し麻生総理より、日本製の蚊帳は純粋なビジネスとしても成り立っているが、商売として成り立つからこそさらに新しいもの、良いものを研究開発する意欲が出てくる等と述べた。
  3. ゲルドフ氏より、日本は第二次世界大戦後の自らの成功体験をアジアに輸出することに成功したが、これをアフリカにも輸出すべきである、アフリカ諸国が必要としているのは過去のしがらみや資源への野心に縛られない友人であり、日本はそうした友人になる資格があるが、日本はアフリカに関しておとなしいのではないか等と述べた。
  4. ボノ氏よりも、日本は東南アジアにおいて援助とビジネスの両面で彼らの発展を助け成功を収めたが、是非アフリカでも行うべき、と指摘があり、麻生総理より、かつて東南アジアで行ったようなことをアフリカでも頑張って取り組んでいきたい旨述べ、表敬を了した。
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