科学技術

令和6年4月12日

日・フィンランド科学技術協力の概要

  1. 1987年1月の日・フィンランド首脳会談(於:ヘルシンキ)での合意を踏まえ、同年11月東京において、アド・ホックな特別会合として科学技術協力会合が開催された。
  2. 1997年5月、右会合開催10周年を機に在京フィンランド大使より両国間科学技術協力協定の締結方申し入れがあり、1997年9月26日、高原在フィンランド大使とファーゲルネス対外経済担当外務次官補との間で同協定が署名された。
  3. 1998年9月、右協定に基づく第1回日・フィンランド科学技術協力合同委員会がヘルシンキにて開催され、これまで計5回の合同委員会が開催されている。直近では、2012年5月にヘルシンキにて第5回会合が開催された。

第5回日・フィンランド科学技術協力合同委員会概要

  1. 第5回日・フィンランド科学技術協力合同委員会は、5月14日、ヘルシンキ(雇用経済省)において開催された。
  2. この委員会には、日本から渡部和男科学技術協力担当大使を共同議長として、外務省、文部科学省、経済産業省等の関係者、フィンランドからペトゥリ・ペルトネン雇用経済省企業・イノベーション局長を共同議長として、雇用労働省(MEE)、教育文化省(MEC)、エネルギー通信省(MEEC)、フィンランド技術庁(Tekes)、フィンランド・アカデミー、イノベーション・センター(SHOKs)等の関係者がそれぞれ出席した。
  3. この委員会では、日・フィンランド両国の科学技術政策に関する意見交換が行われた。また、資金助成機関間の協力、再生可能エネルギー、産官学連携等の分野における両国間の活動に関する協議等が行われた。また、日本側(科学技術振興機構)とフィンランド側(Tekes、フィンランド・アカデミー)が共同で行う研究助成公募の分野を「メディカルサイエンス」とすることにつき、我が国文部科学省とフィンランド雇用経済省及び教育文化省との間で一致した。

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