外交政策
パレスチナ支援調整委員会(AHLC)閣僚級会合(結果概要)
平成25年9月25日


1 25日午後,岸田文雄外務大臣は,訪問中のニューヨークにおいて,パレスチナ支援調整委員会(AHLC)閣僚級会合に出席しました。同会合にはスタイニッツ・イスラエル戦略・情報相,ハムダッラー・パレスチナ自治政府首相に加え,潘基文国連事務総長,ケリー米国務長官,アシュトンEU上級代表等,ハイレベルが参加しました。
2 岸田大臣より,米国の仲介努力により和平交渉が再開されたことを歓迎するとともに,交渉の進展と和平の実現にはパレスチナの経済・社会の安定が不可欠との認識を示し,我が国の対パレスチナ支援策として「平和と繁栄の回廊」構想と「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」について説明しました。
3 会合では,多くの出席者が,イスラエル・パレスチナ間直接交渉の再開を歓迎するとともに,二国家解決の重要性を強調し,和平交渉を支援するための経済開発の重要性に言及しました。また,ケリー米国務長官及びブレア・カルテット代表より,投資促進を通じたパレスチナの経済開発イニシアティブが示され,各ドナーに対し同イニシアティブへの協力が呼びかけられました。