国連外交
平等な未来パートナーシップ会合における岸田大臣ステートメント
平成25年9月23日
ケリー国務長官並びにお集まりの皆様、
日本は、女性の政治的・経済的エンパワーメントのためにパートナー国間で協力・連携するという,米国提案の「平等な未来パートナーシップ」の趣旨に強く賛同し,ここに参加を表明いたします。
安倍総理の下,日本政府は,女性が一層輝く社会を実現するということを大きな目標としております。女性の政治及び経済面でのエンパワーメントが重要であり,本パートナーシップの参加に当たり,私は日本政府を代表して,次の3つをお約束します。
- 第一に,男女が共に仕事と子育てを両立できる環境を整備します。
- 第二に,女性の活躍推進や仕事と子育ての両立支援に取り組む企業に対してインセンティブを付与します。
- 第三に,政策・方針決定過程において,女性が指導的地位を占める割合を2020年までに少なくとも30%にすることを目標とし,政治分野における女性の参画拡大に努めます。
日本は、この3つのコミットメントを果たすため具体的施策を策定し,今後改めて,このパートナーシップの場で御説明したいと思います。
最後に、この重要な分野における米国のイニシアティブとパートナー国の変革への取組に敬意を表するとともに,日本、そして世界の女性の経済・政治分野での活躍,参画の拡大に皆様と共に取り組んでいく決意を述べ,私の挨拶といたします。