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(4)日本の援助に関する提言と今後の課題

 ベトナムの市場経済化もAFTAやWTOへの加盟など国際経済への参加スケジュールを明確に認識する段階に入っている。

 これまでベトナムにあった各種の保護や規制はグローバル経済化の中で段階的に緩和されていくことになり、今後益々ベトナム経済は厳しい国際競争の波にさらされていくことになる。ベトナムの新たな経済社会の発展のためには政策、法制度、行政、金融、国営企業、貿易、投資等のあらゆる面で整合性を持ちグローバル市場経済化に対応した体系的整備が不可欠となっている。

 こうした中で、今後の協力重点分野として、市場経済に対応した政策などの枠組み整備とそのための人材育成が引き続き強く求められており、具体的分野としては、行政、法制度整備、企業経営・貿易、機械工業・情報技術などがあげられる。


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