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第6章 重点分野別の援助実績

我が国の対ニカラグァ援助戦略を体系的に整理すると次ページのようになる(図6-1)。我が国は、「民主的かつ持続可能な経済・社会発展」という対「ニ」国援助の上位目標を掲げている。

この上位目標を達成すべく、以下のとおり、我が国は対「ニ」国援助の重点4分野を設定するとともに、さらに焦点を絞って各分野の優先セクターを計9セクター設定している。

我が国の対「ニ」国援助政策の重点分野・優先セクター
重点分野 優先セクター
社会開発・貧困対策 教育 / 保健医療 / 貧困対策
社会・経済インフラ整備 道路・橋梁 / 農業・農村開発
環境 水供給 / 防災
民主化・経済安定化 民主化 / 経済安定化
(出典)調査団作成

上記の重点分野及び優先セクターは、それぞれ開発課題を掲げている。さらに、個々の分野及びセクターごとに開発課題及び上位目標を達成できるものではないことから、以下の3つの横断的課題を踏まえて援助を実施することとしている。

我が国の対「ニ」国援助政策の横断的課題
経済成長と所得貧困の削減 基礎生活分野拡充と社会的弱者支援 ガバナンスの強化
(出典)調査団作成

以下、本章では上記援助重点4分野9つの優先セクターを対象として、これまでの我が国の対「ニ」国援助実績に関する評価を各優先セクター別に行うこととする。

図6.1 我が国の対ニカラグァ援助戦略体系図(PDF)



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