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4.2 セクター別援助動向

1990年から2000年における援助額をセクター/サブ・セクター別にみると、図4.2-1及び図4.2-2のとおり、生産部門への援助額が1,433百万ドルで援助総額のほぼ20%台で推移している(2000年は24.4%)。生産部門では主に農牧業分野に援助が集中しており、総額457百万ドルで生産部門内の約半分(2000年は59.5%)を占めた。続いて、天然資源分野へ63百万ドル(13.8%)、工業分野へ24百万ドル(5.3%)が支援された。

経済インフラ部門へは、総額1,080百万ドル、援助総額の16.7%、およそ2割が当てられている(2000年24.6%)。サブ・セクター別には、運輸・通信分野への支援が最大で、228百万ドルが支援され、1997年以降同部門内での比率が39.4%から2000年65.3%へと上昇している。続いて水供給・衛生分野が107百万ドル(24.2%)、エネルギー分野へ44百万ドル(10%)となっている。

社会インフラ部門へは、総額1,369百万ドルの支援が向けられ、援助総額の21.2%を占めた。援助総額に占める同部門の占有率は増加傾向にあり、近年では3割を超えるに至っている(2000年に35.6%)。サブ・セクター別には、社会プログラム分野がほぼ4割(2000年39.7%)、教育分野と保健・医療分野が各約2割(27.7%と18.9%)で推移している。

国際収支及び財政部門への支援(ノンプロ援助)は、総額2,246百万ドル、援助総額の34.8%となっている(2000年8.3%)。

図4.2-1 ニカラグァ国に対するセクター別援助額
(出典)Memoria de la Cooperacion Externa 1990-1996, Informe de la Cooperacion Externa 2000
図4.2-1 ニカラグァ国に対するセクター別援助額 (単位:千ドル)

図4.2-2 ニカラグァ国に対するサブ・セクター別援助額
(出典)INFORME DE LA COOPERACION EXTERNA 2000
図4.2-2 ニカラグァ国に対するサブ・セクター別援助額 (1996-2000年平均)



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