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ギニア共和国 フリギアディ橋建設計画


(1999年3月、ベルナール・ブレシュナド (BCEIP代表))


〈プロジェクト概要〉

援助形態 草の根無償
協力年度 1991年度
協力金額 3,163,467円
相手国実施機関 キンディア県マンビニ郡フリギアディ町
協力の内容 フリギアディ町は、国道1号線上にあるキンディア~コア間の中規模町村のひとつであり、主要地方都市キンディアへの入り口に位置する。同町を流れる川は小規模ながら、雨期の度に川底を深くし徒歩で横断が困難となることから、本件橋梁計画が実施された。


1.案件の妥当性

 交通の要所であるフリギアディに本橋梁を建設したことにより、穀倉地帯たるフリギアディで収穫された農産物がキンディア、コナクリに大量一括搬送することが可能になった。また、本件工事は、住民による人足により行われた由であり、住民参加の観点からも成功案件であった。

2.案件の裨益効果

 経済的視点コナクリ、キンディアへの物流輸送が容易になった。

 保健衛生上の視点キンディアの病院に運ぶべき重病人の迅速かつ確実な移送が可能になった。

 社会的視点10以上の近隣町村との結びつきが深まった。以前は、ごく周辺3村との交流に留まっていた。現在では5、6千人が相互の町村を往来している。

3.その他

 橋の建設は経済効果の高い案件であるが、同村を始めギニアにはまだまだ保健所や小学校が無い村が多い。橋の建設が各種案件の工事を容易にする(工事資機材の搬入を容易にする)側面がある、または工事のためには橋の建設が必要である、ということを考えると、橋を利用することが可能となった現在、同村町付近における他の優良案件の作成を積極的に考える必要性を感じる。


(写真)フリギアディ橋を使い学校に通う小学生
フリギアディ橋を使い学校に通う小学生


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