(1999年3月、ホセ・マウロ・イラエタ・アマヤ 外務省外資局長)
援助形態 | 無償資金協力(食糧増産援助) |
協力年度 | 1985年度 |
相手国実施機関 | 外務省外資局 |
協力の内容 | 外務省外資局協力の内容-食糧生産活動の改善、生産性の向上に資することを目的に、肥料、農機及び農薬を調達するための資金を供与する。 |
1.効率性
播種時期の前に肥料、農薬及び農機を販売出来、食糧増産に極めて有効であった。
2.目的達成度
中・小農家に安価に肥料、農薬及び農機を販売することができ、また、見返り資金の積立も良好である。外務省外資局によると、見返り資金の積立額合計は160万ドルに達する。
また、積み立てられた見返り資金は、全国の小農に対する、基礎穀物優良種子の交換・配布計画(1997年、98年)に使用され、基礎食糧の自給率改善・向上に大きく貢献した(97年7万人、98年9.2万人の農民が参加。生産性の向上については目標値の約88%を達成)。
3.インパクト
本件協力の下で調達された資機材は、播種時期に活用され、1996年~97年の生産性が向上した。
4.妥当性
食糧生産の生産性向上と自給率の向上、セクター全体の活性化を目指す、本件協力の実施は当国の需要に適っていたといえる。
5.自立発展性
本件協力の実施管理費として、外務省外資局は所要の予算を確保している。