(1999年3月、在セネガル大使館)
援助形態 | 無償資金協力 |
協力年度 | 1995年度 |
協力金額 | 2.0億円 |
相手国実施機関 | 農業省(農業・森林局)、農業振興公社(INFA) |
協力の内容 | ガーボ・ヴェルデにおける主要食糧の自給達成を目的とし、同国の食糧増産努力を支援するため、肥料、農薬、農業機械等の購入に必要な資金を供与するもの。 |
1.効率性
食糧増産援助の下で調達された農業資機材の販売によるエンド・ユーザーへの配布は概ね効率的に行われており、食糧増産にタイムリーに投入されている。一部の未販売の農業資機材については、農業省によって管理され、次回販売計画の策定が効率的に行われている。当該農業資機材の販売に係る入札は新聞に公示されて実施されている。
2.目的達成度 食糧増産援助の下で調達された農業資機材は、一部を除いて配布、利用が順調に進んでおり、主要食糧の増産という目的達成に貢献していると判断される。
3.インパクト
食糧増産援助は、農業関係企業及び農民による主要食糧生産の効率化にも貢献している。
4.妥当性
同国の開発計画・開発ニーズ、我が国の援助政策・援助スキーム等に照らして概ね適切であった。ただし、見返り資金積立て義務額を考慮した販売価格は、同国農民にとっては、市場価格と比較すると差があり、一部の農業機械については、販売価格の検討が必要と思われる。
5.自立発展性
食糧増産援助の受入れは、農業省によって適切に行われており、農業資機材の販売により積み立てられた資金の農業開発プロジェクトへの使用についても積極的である。
6.今後必要とされるフォローアップ
とくになし。