(1999年3月、在セネガル大使館)
援助形態 | 無償資金協力 |
協力年度 | 1990年度 |
協力金額 | 3.24億円 |
相手国実施機関 | ガンビア漁業省 |
協力の内容 | ワークショップ(作業所)等の建設。これまで十分に活用されていなかった沿岸の水産資源を活用してガンビア国民の蛋白源とするとともに、食糧自給に資するため、(イ)ガンビア漁業局の指導能力の向上を図る。 |
1.効率性
ガンビア漁業省内にワークショップを建設して国内の各漁業組合のメンバーが育成されており、限られた予算のなかで成果を上げている。
2.目的達成度
当初計画どおりにワークショップが建設され、国内の各漁業組合のメンバーを継続的に育成している。
3.インパクト
つぎの2点で大きな波及効果が見られた。(イ)魚類加工、流通などの関連産業の育成、(ロ)ガンビア人の食生活の向上。なお、バカオ地区では、多数の関連雇用が創出され、地区の一大産業に成長している。
4.妥当性
ガンビアの開発政策に沿ったもので妥当である。
5.自立発展性
本件ワークショップ建設後、日本への幹部職員派遣や、漁業局敷地内に独自に魚類試験センターを設立するなどの例に見られるように、供与された施設を有効に活用している。
6.今後必要とされるフォローアップ
とくになし。
7.環境への配慮
漁船(カヌー)制作や「くん製」の製造に際して木材を多量に使用しており、FRP(強化プラスチック)船の導入や鮮魚としての出荷を推進させる必要も考慮すべきであろう。