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セネガル 小規模農村開発計画


(1999年3月、在セネガル大使館)


〈プロジェクト概要〉

援助形態 無償資金協力
協力年度 1988年度、89年度
協力金額 10.57億円
相手国実施機関 セネガル河デルタ地域開発公社
協力の内容 開発可能面積の拡大と農産物の増加。プル族の放牧型畜産から有畜農耕への定着化。農地造成(水田、畑)、施設整備(揚水機場、用水路、ファームボンド、排水路、遊水池、道路等。


〈評価要旨〉

1.効率性

 (イ)稲作の普及が順調に進んでいる。(ロ)農機具の部品交換が難しい機材が一部に出ている。

2.目的達成度

 (イ)造成された150ヘクタールの水田では雨期に稲作、乾期に畑作が行われている。(ロ)造成された畑地では、換金性の高い落花生、トマトが生産されている。

3.インパクト

 生活水等(特に給水面)の向上が見られ、又、実益の上る農業からの収入確保により都市部との格差是正にも効果が表われている。

4.妥当性

 雨期、乾期による米、野菜といった作物の2期作は、セネガル川デルタ地域においても妥当であった。

5.自立発展性

 同型トラクターを政府系合弁会社(ソロモン大洋)が購入して、本件供与トラクターと交互に使用する体制となり、故障も減少し、維持管理もしっかり行われるようになった。またソロモン大洋の協力により、定期点検も実施されている。

6.今後必要とされるフォローアップ

 (イ)大型の農業機械が出入りを確保するため、農道の拡張が必要と思われる。(ロ)上記必要なパーツの供与の検討が必要と思われる。


(写真)収穫風景
収穫風景


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