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ルワンダ 公共輸送力増強計画


(1999年2月、在ケニア大使館)


〈プロジェクト概要〉

援助形態 無償資金協力
協力年度 1996年度
協力金額 3.0億円
相手国実施機関 ルワンダバス公社
協力の内容 公共輸送用機材(大型バス)を供与することにより、公共輸送の改善を図る。大型バス(定員60人)30台、発電機一機の供与。


〈評価要旨〉

1.効率性

 本プロジェクトの実施により、バス公社の所有するバス台数は計45台となり3倍増となった。ただし、大量の帰還民発生によりルワンダの人口が急増したこと、以前はバス公社は200台近いバスを所有していたこと等を鑑みれば、ルワンダ公共輸送力は未だ不十分である。

2.目的達成度

 当初計画どおり供与された。ただしその後、一部のバスでリーフ・スプリング(板バネ)の破損が発生した。

3.インパクト

 数量的には示しにくいが社会・経済的に大きな波及効果を付与したものと思われる。

4.妥当性

 (イ)ルワンダの復興を素早く支援する観点から、即効性のある案件を選ぶ、(ロ)2国間援助を再開にあたって、無償資金協力の流れを理解する等の観点から案件選定は妥当であった。

5.自立発展性

 ONATACOMの経営収支が赤字になっていることから自立発展は困難であると言わざるを得ないものの、投資計画等を策定し、経営の自助努力を図ることが期待される。

6.今後必要とされるフォローアップ

 1999年6月~9月に、強化型リーフスプリングへの交換が実施されている。


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