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コロンビア パルミラ市青少年社会情操教育支援計画


(1999年3月、在コロンビア大使館)


〈プロジェクト概要〉

援助形態 草の根無償資金協力
協力年度 1996年度、約3.5万米ドル
相手国実施機関 パルミラ市住民レクレーション協会
協力の内容 同協会の行っている情操教育、環境教育、市民連帯教育、道徳教育、老人教育等の活動を支援するため、テレビ、ビデオ等の視聴覚機材、キャンプ用品、無線機等の通信機材を供与する。


〈評価要旨〉

1.効率性

 供与された機材により、ほぼ毎日プログラムを実施することが可能となった。

2.目的達成度

 供与された機材を活用し、パルミラ市民及び周辺都市住民を対象として、青少年の為の情操教育、環境教育の他、道徳教育、老人教育等が実施されている。

3.インパクト

 1998年においては、本機材を使用し、275のプログラムが実施され、13,893名が受講した。

4.妥当性

 本プロジェクトが適切な時期に実施されたことにより、需要の増加に適切に対応することが出来た。また、パルミラ市の森林公園は、気候が温暖でレクレーションに適しており、供与された機材は、年間を通じて各種教育活動に活用されている。

5.自立発展性

 同協会は、各種教育のための講師陣や維持管理のための労働者を適切に投入しており、プログラムの運営に全く支障はない。

6.環境への配慮・影響

 森林公園の設置目的の一つに、自然とのふれあいがあるが、供与された機材を活用して環境教育プログラムが実施されている。

7.今後必要とされるフォローアップ

 特になし。

8.将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事項

 レクレーション活動を通じた各種教育を行う際に、供与団体によるプログラム運営計画が重要であるが、本プロジェクトでは、需要予測と計画がほぼ一致しており、施設及び供与機材が有効活用されている。


(写真)キャンピング地に設置されたODA看板
キャンピング地に設置されたODA看板
(写真)供与されたスリーピングを使用した情操教育の様子
供与されたスリーピングを使用した情操教育の様子


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