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コロンビア カルダス県農業学校等実習教育機材整備計画


(1999年3月、在コロンビア大使館)


〈プロジェクト概要〉

援助形態 草の根無償資金協力
協力年度 1996年度、約3.9万米ドル
相手国実施機関 カルダス県(ネイラ市農学校、アランカヌ市農学校、パユラ農村青年の家等)
協力の内容 カルダス県のネイラ市農学校、アランカヌ市農学校、パユラ農村青年の家、アランサス農村青年の家、ネイラ農村の家、メルセデル農村女性グループを対象に、同県が実施する農業学校改善事業の一部を支援し、農作業実習機材を整備する。


〈評価要旨〉

1.効率性

 供与された機材は操作が基本的に簡単であり、問題なく活用されるものであった。

2.目的達成度

 鎌、鍬、耕耘機などの農業機材・機械が供与されたことにより、各農学校において一般教育、農業技術訓練、文盲追放活動、非行防止活動を実施し、農村地域における若者の基礎教育のレベルアップを図ることが可能となった。

3.インパクト

 本プロジェクトの対象である6ヶ所の農業学校で、供与された農業機材・機械が活用され、アランサス市農学校では、幼稚園児から高校生までの在校生136名が裨益した。

4.妥当性

 プロジェクトの対象施設が位置する地域は、農業地帯であり、生徒の家庭の多くが、農家であるが、農業の発展を図り、その収入を確保する上で、農業の実践と理論の場として農業学校は重要であり、教育に不可欠な農業機材を提供することは妥当であった。

5.自立発展性

 アランサス市農学校は、管理担当スタッフにより、簡単な修理を行うなど、維持管理に問題はなかった。アランサス農村青年の家では、電気器具を使用できる者が少ないため、供与された機材の一部は必ずしも十分に活用されていなかった。

6.今後必要とされるフォローアップ

 特になし。

7.将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事

 機材の供与に際し、その活用できる者が対象機関にいることを確認することが、その十分な活用を確保するために必要。


(写真)供与された機材
供与された機材
(写真)供与された農耕機械
供与された農耕機械


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