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上海 江蘇省南京市聾唖学校校舎増設計画


(1999年2月、在上海総領事館)


〈プロジェクト概要〉

援助形態 草の根無償資金協力
協力年度 1993年度、5万ドル
相手国実施機関 南京市聾唖学校
協力の内容 1927年に国内で最初に開校した公立の特殊教育学校を前身とする南京聾唖学校の校舎増築計画に対し資金を供与した。


〈評価要旨〉

1.効率性

 供与された資金は有効に活用され、校舎は短期間で建設された。

2.目的達成度

 本プロジェクトが実施された結果、校舎が増築され、学習環境が大きく改善された。1995年~98年に卒業した49名の生徒が、46名が大学に進学し、残り3名は社会進出することが出来た。

3.インパクト

 日本の援助が「呼び水」となり、実施機関に対する市当局の支援が、強化され、投入資金が増加(約1.3万ドルから約3万ドルへ)された。本プロジェクトを機に同校生徒の日本に対する関心が飛躍的に向上した。

4.妥当性

 中国屈指の聾唖学校を対象として本プロジェクトは実施され、身障者の社会進出に寄与した。また、本件協力の実施に際し、学生の多くが貧困層に属している点が考慮された。

5.自立発展性

 増築された校舎は、適切に維持管理されている。また、南京市当局及び中央政府からも毎年財政支援が行われている。


(写真)増設校舎プレート
増設校舎プレート
(写真)授業の様子
授業の様子


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