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ウガンダ 道路機材整備計画


(1997年12月、在ケニア大使館)


〈プロジェクト概要〉
 援助形態  無償資金協力
 協力年度  1992年度
 協力金額  5.91億円
 相手国実施機関  公共事業省
 協力の内容  公共事業省管轄下で6県(各事務省が1ないし2県を管轄)に配置されている地域工事事務所に機材を再配置し、各事務所が供与機材を使って道路整備を行う。


〈評価要旨〉

1 目標達成度

 道路整備機材を供与した工事事務所の管轄する地域の道路状態は、約7割程度、良好であることから、本プロジェクトの目的はおおむね達成されたものと考えられる。

2 インパクト

 供与機材により整備された道路は、おおむね良好な状態にあり、バス等による首都へのアクセスが容易になったこと、自転車の普及に伴い道路の整備に対する要請が高まっていることなど、道路状況の改善が少なからず地域の発展に寄与している。

3 妥当性

 北部地域・東部地域は開発が遅れ、特に治安の問題から特に北部地域においてはその傾向が顕著であり、同地域の開発の一助となるプロジェクトとして適正であると考えられる。

4 自立発展性

 供与機材55台のうち稼働可能なものは49台であり、9割程度が使用されている。各機材の稼働状況をみると、トラック等の車両は走行距離20万キロメートル程度となっており、過酷な条件で限界まで使用されている状況が伺われた。評価時点で供与後5年間が経過しているが、こまめに整備されており、これまで充分に活用されたと考えられる。また、当該機材の供与された工事事務所の管轄道路は、全線において月に1・2度程度点検補修が行われている。

5 将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事項

 道路補修機材の修理について、修理技術はあるものの、部品調達がネックとなっている本プロジェクトのような場合、部品等の在庫を補充することにより、供与した機材を有効に使えることから、必要に応じ、早い時期にフォローアップによる協力を行うことが効果的である。


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