(1997年12月、在広州総領事館)
援助形態 | 草の根無償資金協力 |
協力年度 | 1994年度 |
協力金額 | 76,299米ドル |
相手国実施機関 | 永安郷人民政府 |
協力の内容 | 飲料水用の給水プラントを建設し、水道により給水を行う。 |
〈評価要旨〉
1 効率性
関係各方面の協力により、作業分野が複雑な山地であるという困難を克服し、工事は順調に終了した。
2 目標達成度
水道水の供給範囲は計画どおり6,000人に及んでいるほか、水質も良好であり、目標は十分に達成された。
3 インパクト
飲料水問題が解決されただけでなく、農民は水汲みから解放された時間をより有意義な経済活動に使用できるようになった。
4 妥当性
給水プラントの規模は、現在の水の使用量から考えて適切であったといえる。
5 自立発展性
水道料金を徴収して維持・管理費用に当てている。定期検査も行っており、維持管理状況は良好である。
6 ジェンダーへの配慮
水汲みは主に女性の仕事であったため、女性は、この給水プラントの建設を真っ先に喜んでいる。
7 将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事項
飲料水プラントの建設は、人々の死活問題を解決できるので、援助の意義は非常に大きい。