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中国/海南島開発計画

(1996年1月中国国家科学技術委員会 葉冬柏処長による評価)

<案件概要>

1. 援助形態 :開発調査

2. 協力期間 :1985年12月~1988年3月

3. 相手国実施機関 :国家計画委員会国土局、広東省国土庁、海南行政区中日合作編成総合開発計画弁公室

4. 協力の内容 :海南島の発展のための総合開発計画を全面的及び系統的に策定するための開発調査を実施。

<評価要旨>

1. 調査状況の分析

 海南島の一人当たりGNPを、全国平均レベルの6割から全国平均レベルまでに近づけさせることを基本目標とし、島内の開発拠点となる都市と広範な経済区域を形成するために必要なインフラストラクチャーの建設を行う構想をたてている。

 この開発計画は、海南島の実情に比較的合致しており、また、海南島において今まで最も系統的で全面的な計画となっている。このため、この開発計画は、海南島の長期発展(1985年~2005年)に向けた発展の目標、戦略、プロジェクトを提出することができるだけでなく、今後も海南島の中・長期計画、部門計画の制定のための豊富で全面的な基礎を提供できるものである。

 海南島各部門が計画または企画を編成する際には、依然として本件開発調査の報告書を重要な根拠として扱っている。海南経済協力庁が作成した協力プロジェクトは、その大部分が本件報告書を青写真にして提出したものである。

2. 全体的評価

 目標達成という面から見れば、基本的には海南島のために一つの発展計画を編成するという目的を達成できたと言える。今後、海南島の経済建設において極めて重要な役割を果たすことになると考える。

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