(1996年3月在コスタリカ大使館)
<案件概要>
1. 援助形態 :有償資金協力
2. 協力金額 :135.47億円
3. E/N署名目・協力期間:1985年11月26日
4. 相手国実施機関 :コスタリカ電力公社
5. 協力の内容 :ミラバージェス地熱発電所建設のための円借款
〈評価要旨〉
1. 案件の維持・管理状況
オペレーション部門、メインテナンス部門とも技師・技術者他を適正に配置し計画的にメインテナンスを行っており、維持・管理状況は良好である。
2. 案件の選定・形成の適正度
十分に協力効果が出ていることから見ても、非常に適正な案件の選定および形成であったと考えられる。
3. 当初目的の達成度及び効果
運転開始は、コスタリカ側の国会承認の遅れや入札の遅れ等により、当初予定より3年間遅れたが、1994年3月の運転開始以来1995年末までに計778,425㎜1の発電が行われており、電力の安定供給と石油輸入削減による外貨節約という当初目的及び効果は十分に達成されている。
4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮
環境への影響に対する配慮は十分に行われている。運転開始以来環境問題は生じてないが、コスタリカ電力公団では、排気ガス、発電所周辺の水質、大気、地震、住民の健康等に関し定期的な調査や研究を続けている。
5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア
特になし。