広報・資料 報告書・資料

前のページへ / 次のページへ

マリ/バマコ市環境衛生改善計画

(1996年3月在セネガル大使館)

<案件概要>

1. 援助形態 :無償資金協力

2. 協力金額 :4.75億円

3. E/N署名日 :1993年3月28日

4. 相手国実施機関:バマコ市道路・清掃局

5. 協力の内容 :バマコ市内のゴミ収集能力及び最終処分場における覆土等の処理能力を強化するため、ゴミ収集用ダンプカー、鋼鉄製コンテナ、ブルドーザー等を供与。

<評価要旨>

1. 案件の維持・管理状況

 供与機材・車両はバマコ市道路・清掃局の130名の職員によって適正に管理されている。特に、車両は週に1回定期点検がなされている。また、スペアパーツについては、倉庫内に管理され、各機種毎にリストが作成されており、部品の交換も記録されている。

2. 案件の選定・形成の適正度

 バマコ市におけるゴミの量と道路・清掃局の所有機材の量・質に鑑み、案件の選定・形成は適正であった。

3. 当初目的の達成度及び効果

 機材供与により、バマコ市のゴミ収集・処理能力は供与前の300トン/日から1,100トン/日に著しく強化され、ゴミ収集用コンテナの設置により市内各所へのゴミ投棄が減少する等、バマコ市内の衛生状況が改善されている。

4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮

 市内の環境衛生状態が著しく改善された。

5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア

 増大する一方であるゴミの量、都市の拡大に鑑み、ゴミ処分場周辺の環境を考慮し、将来的にはゴミ処理方法の変更を考える必要がある。

6. 将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事項

 機材供与案件の場合、スペアパーツの入手は不可欠であり、実施国、機関が比較的容易にスペアパーツを入手できるメーカーの機材を導入することが重要である。

前のページへ / 次のページへ

このページのトップへ戻る
目次へ戻る