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セネガル/村落給水計画

(1996年2月在セネガル大使館)

<案件概要>

1. 援助形態 :無償資金協力

2. 協力金額 :7.15億円

3. E/N署名日 :1993年1月25日

4. 相手国実施機関:セネガル水道公社

5. 協力の内容 :清潔で安定的な水資源の確保を図り、住民の生活条件、地域経済の活性化を目的として、太陽光利用の揚水設備及び給水施設を地方6村落に建設。

<評価要旨>

1. 案件の維持・管理状況

 施設は村落の自治組織である水管理委員会の手で良好に維持管理されている。また水道公社からも定期的に技術者が派遣され、維持管理の指導にあたっている。

2. 案件の選定・形成の適正度

 水供給に関しては適正であるが、動力源としてのソーラーパネルについては、設備のきめ細かなメインテナンス作業が必要とされること、自然環境にも大きく影響されるといった側面を今後見守る必要性はあろう。

3. 当初目的の達成度及び効果

 目的は十分に達成されている。

4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮

 クリーンエネルギーである太陽光を利用し、環境に配慮している。また、本件実施により女性が水くみの重労働から解放され、その時間を育児、手工業、農業等へ振り向けることが可能となった。

5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア

 ソーラーパネル及び付属品についてはきめ細かなメインテナンス作業が必要となるため、機材の交換時期の見極め、パーツの調達等、先方の維持管理体制を注視していく必要がある。

6. 将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事項

 本件の今後の推移を注視し、動力源としてのソーラーパネルの使用、施設の維持管理等について、今後の太陽光利用プロジェクトヘの教訓とすべきである。

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