(1996年2月在セネガル大使館)
〈案件概要〉
1. 援助形態 :無償資金協力
2. 協力金額 :1990年度5.88億円、1991年度6.16億円、1992年度6.29億円
3. E/N署名日 :1990年7月1日、91年7月24日、92年6月29日
4. 相手国実施機関:セネガル水道公社
5. 協力の内容 :清潔で安定的な水資源を確保し、生活環境の改善、農業牧畜振興による繧斉の活性化を図るため、地方村落15サイトに給水施設を建設。
<評価要旨>
1. 案件の維持・管理状況
施設はいずれも良好に維持管理されており、また組織された水管理委員会が水使用料を徴収し、機材の維持管理に充てている。また当局も定期的に技術者を巡回させており、維持管理状態に問題はない。
2. 案件の選定・形成の適正度
飲用水の安定的供給はすべての分野に優先するもので、案件の選定、形成は適正であったと認められる。
3. 当初目的の達成度及び効果
上記のいずれの目的も十分に達成されている。このようなプロジェクト実施による直接的効果のみならず、水管理委員会を組織し、同委員会が中心となり維持管理を行うことにより、村落住民の自治・自立という社会的な面での間接的効果も現れている。
4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮
水くみの重労働から女性が解放され、その時間を育児、農業、家内手工業等に振り向けることが可能になった。
5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア
現時点で、当面フォローアップの必要はない。