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ガーナ/身体障害者センターにおけるワークショップの建設

(1995年10月在ガーナ大使館)

<案件概要>

1. 援助形態 :草の根無償資金協力

2. 協力金額 :13,934米ドル

3. G/C署名日 :1989年12月8日

4. 相手国実施機関:セント・テレサ身障者センター

5. 協力の内容 :カトリック団体が運営する身障者センターにおいて、身障者の職業訓練を主な目的とする印刷ワークショップの建設資材費用の供与。

<評価要旨>

1. 案件の維持・管理状況

 印刷ワークショップはほぼ予定通り5ヵ月で完成し、その後の維持管理は非常に良好に行われており問題はない。維持管理費用はカトリック教会の寄付などの他、本ワークショップ等センターの社会福祉関連事業からの収益等を運用して賄っている。

2. 案件の選定・形成の適正度

 政府の緊縮財政の中、ガーナの身障者福祉におけるNGOの役割は大きい。本件供与先であるセント・テレサ身障者センターは、設立以来、国内各地の身障者の自立支援を行ってきているNGOである。同センターの身障者支援の拡充及びプログラムの質の向上を目的とする本件ワークショップ建設への資金供与は時宜に適つた案件であり、適切な案件選定であったと思料する。

3. 当初目的の達成度及び効果

 ワークショップ完成後、施設において印刷技術訓練が実施されてきた。また、印刷事業からの収益はセンターへ還元され、その活動の運営資金として利用されている。なお、調査時にはプログラムの見直しのために訓練が一時中断していたが、見直しが完了次第、再開される見込みである。

4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮

 特になし。

5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア

 現在行われている訓練プログラムの見直しと、今後の訓練再開の見込みにっき、注視する必要がある。

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