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ガーナ/道路修復計画

(1996年2月在ガーナ大使館)

<案件概要>

1. 援助形態 :有償資金協力

2. 協力金額 :110.91億円

3. E/N署名日 :1987年5月19日

4. 相手国実施機関:ガーナ道路庁

5. 協力の内容 :幹線道路の一つであるクマシとタコラディを結ぶ道路のうち、アンウィアンクアンタ・ヤモランサ間の道路の改修・拡幅

<評価要旨>

1. 案件の維持・管理状況

 貨物車の過積載等による道路劣化が原因となり、補修工事が常時行われている状態であるが、車両の通行への影響はほとんど見られない。

2. 案件の選定・形成の適正度

 プロジェクトの実施区間の重要性は、他の未補修部分と比較しても疑問の余地がなく、また、改修後の利用状況からも、案件の選定・形成は適正であった。

3. 当初目的の達成度及び効果

 協力実施後、改修区間の交通量は年々増大しつつあり(1985年1,400台/日、1993年2,700台/日、1995年4,000台/日)、当初の目的である輸出産品の円滑な輸送に大きく貢献している。

4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮

 特になし。

5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア

 ガーナ道路庁は、道路損傷の主因である過積載車輌を規制する重量検査所の設置及び長期計画として本件道路の路面舗装のかさ上げを検討中である。

(ガーナ道路庁を対象とする別の有償資金協力事業の中で、タイムリーなメインテナンス・システムを確立するための組織強化コンサルティングサービスを実施中。)

6. 将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事項

 プロジェクトの基礎調査の段階で貨物車の過積載についても考慮し、仕様の強化等について配慮する必要がある。

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