(1995年4月在パキスタン大使館)
<案件概要>
1. 援助形態 :無償資金協力
2. 協力金額 :7.70億円
3. E/N署名日 :1989年6月13日
4. 相手国実施機関:パンジャブ州保健省
5. 協力の内容 :
医療機材供与
(1) 上級診療所(Rural Health Center)用
移動式無影灯205、双眼顕微鏡89、非常用発電機267、
救急車104、診察セット283、人工呼吸器203、遠心器81
(2) 初級診療所(Basic Health Unit)用
双眼顕微鏡1,463、診療セット1,582、血圧計1,582
<評価要旨>
1. 案件の維持・管理状況
供与された機材は概ね良好に維持・管理されており、また概ね有効に使用されている。
2. 案件の選定・形成の適正度
本件は、パキスタンにおいて極めて遅れている農村部の基礎医療分野の案件であり、供与された機材も農村部の診療所で必要とされる機材であり、適切なプロジェクトである。
3. 当初目的の達成度及び効果
本プロジェクトは、パンジャブ州農村部の医療状況を改善するもので、効果的であり、当初目的を達成している。
4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮
WIDの観点からも、特に妊産婦死亡率の高いパキスタンにおいて、本案件の実施により妊産婦に対する診療体制が改善された。
5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア
特になし。