(1996年3月在スリランカ大使館)
<案件概要>
1. 援助形態 :草の根無償資金協力
2. 協力金額 :130万円
3. G/C署名日 :1992年3月13日
4. 相手国実施機関:シードュワ障害者福祉協会
(SHWA, Seedewa Handicapped Welfare Association)
5. 協力の内容 :身障者のために機織り、木工、電気、農業部門等の職業訓練を実施しているSHWAに対し、施設修理資金、機織り機、糸紡ぎ機、計量器等購入資金の供与。
<評価要旨>
1. 案件の維持・管理状況
施設は福祉省(Min. of Social Services)で初期の訓練を終了した障害者を対象とし、より実際的な訓練を実施する場で、全体としての運営は良好である。農業部門の器具(ポンプ5台、農薬散布器10台)は約3年前に関連の農業指導を実施している地方に配付されていた。機織り部門の機織り機及び糸紡き機の一部は保管されたまま使用されていなかった。
2. プロジェクト選定・形成の適正度
一部機材が使用されていない等、要請された機材の数量に対する十分な判断が必要であったと思われる。
3. 当初目的の達成度及び効果
農業部門及び機織り部門で機材を使用していることにより、当初の目的は到達したと思われる。しかし、視覚障害者の訓練生が十分な職業訓練を修め、自立する段階までには到達していない。
4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮
同施設の入所者125人中45人は女性である。
5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア
団体として独自の活動を実施しており、当方からこれ以上の支援を要しない。