(1996年3月在スリランカ大使館)
<案件概要>
1. 援助形態 :草の根無償資金協力
2. 協力金額 :300万円
3. G/C署名日 :1993年12月9日
4. 相手国実施機関:ディヤガラ・ボーイズ・タウン(Diyagala Boy's Town)
5. 協力の内容 :孤児の生活向上のために技術指導等を実施しているDiyagala Boy's Townへのやすり等の工具購入資金の供与。
<評価要旨>
1. 案件の維持・管理状況
同施設で実施している4年間の職業訓練の1年目に実施する基礎的技術教育に同機材を使用している。機材は個別に鍵のかかった引き出しに保管されている。
2 プロジェクト選定・形成の適正度
同施設は外国からのドナーを多数得ており、対外的活動は活発であると言える。同施設は、生産した農作物及び畜産(鶏肉、鶏卵等)を販売実施する等して運営を維持している。
3. 当初目的の達成度及び効果
約2年間に、150名から200名の入所者が機材を使用しているが、まだ終了段階をむかえていないため、就職への効果は評価できないが、良好であると思われる。
4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮
入所者は少年に限られており、また施設内の教育機材のため環境への影響もない。
5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア
同施設は他のドナーからも十分な援助を受けており、当方より継続した支援は必要ない。