(1996年3月在広州総領事館)
<案件概要>
1. 援助形態 :草の根無償資金協力
2. 協力金額 :40,09150ドル
3. G/C署名日 :1993年9月28日
4. 相手国実施機関:三亜市身体障害者職業訓練センター
5. 協力の内容 :身体障害者職業訓練用のワープロ等ダイビング用機材及び裁綻用機材の購入のための資金協力。
<評価要旨>
1. 案件の維持・管理状況
概ね管理は行き届いているが、ダイビングの訓練センターは建物の借替えのため一時閉鎖して移転してから一部機材が故障しており、資金不足のため未だ修理されていない。
2. 案件の選定・形成の適正度
三亜市にはこの種の職業訓練を受けるのに適格な身体障害者が約2,200人おり、組織的な身障者の職業訓練を行う必要性が高く、またこれら機材を購入することの効果も高かったため、その適正度は高かったと認められる。
3. 当初目的の達成度及び効果
ダイビングの場合は、コース修了者22名のうち就業者5名程度、裁縫の場合は、修了者21名中就業者10名と、未だ人数は少ないが、効果は着実に表れている。
4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮
ダイビングや裁縫は女性に適する仕事であることから、女性障害者の社会復帰に役立っている。
5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア
現在故障している機材の修理状況を含め、機材の保守、利用状況をフォローしていく必要がある。