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中国/少数民族地区学校建設計画

(1996年3月在広州総領事館)

<案件概要>

1. 援助形態  :草の根無償資金協力

2. 協力金額  :約474万円

3. G/C署名日 :1993年9月10日

4. 相手国実施機関:広西壮族自治区刑皮県竜合中学

5. 協力の内容 :実験室・図書室を含む中学校校舎の建設、机・椅子・書籍の供与。

<評価要旨>

1. 案件の維持・管理状況

 新校舎教室の実験室は非常に整然と管理されていたが、実験室として使用されている教室以外の部屋については、十分活用されていない印象を受けた。

2. 案件の選定・形成の適正度

 当該地区は同自治区内でも極めて貧困な地区であること、関係者の教育への関心が極めて高いことから、案件の選定は適正であったと思われる。

3. 当初目的の達成度及び効果

 新校舎の設立は生徒の学習環境(特に理科実験環境)を大いに向上させたと思われるが、図書室の整備に関しては、わずかばかりの書籍の供与では十分な効果を与えることができなかったと考えられる。

4. 環境への影響/WID(途上国の女性支援)への配慮

 特になし。

5. 今後必要とされるフォローアップないしアフターケア

 特になし。

6. 将来他のプロジェクトを実施する場合に教訓として活かされるべき事項

 当学校の建設に当たり、農民から土地の接収がスムーズに行われず、建設工事が一時滞った旨聞かされた。新たに土地を要するプロジェクトの場合、土地の確保が確実に行われることの確認が必要である。

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