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5. ドナー等との連携の強化

(1) 他のドナーや国際機関との連携強化

 日本は、自ら積極的に対カンボジア援助を実施する一方で、各ドナーとの協調に努めてきた。日本の援助で建設された母子保健センターでは、研修等で他のドナーや国際機関とも協力を行っている。

 今後は、CDCの体制強化を支援するとともに、引き続き他のドナーとの連携強化に努める必要がある。

(2) NGOとの連携

 以前より地方においても活動を実施している国際NGOは、安全確保、地域ごとのニーズ、生活環境等の情報を有している。今後、日本が援助実施地域を拡大する上で、安全を確保しつつ効果的かつ効率的に援助を実施するためには、国際NGOの有する情報を活用することが必要である。

 ローカルNGOについては、人材不足や経験不足等により、一般に実施体制、管理等の問題が多く、連携に向け解決すべき課題が多い。

 日本からのNGOは、小規模ながら相当多数入っているが、それぞれ個別的な関心が強く、連携、情報交換などによって、全体的に効率を高めることが望ましい。


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