第7章 日本側の援助実施体制の現状及び問題点
1. 人員強化の必要性
大使館及びJICA事務所の実施体制は限られた要員にもかかわらず、最大限の努力が行われている。しかしながら、後述の提言に記したように、今後更なる業務量の増加が見込まれることから、可能な限り人員の増加などを行うとともに、大使館及びJICA事務所の強化が望まれる。
さらに、情報収集や安全確保など案件実施のためローカルスタッフの確保は不可欠である。人材不足のため、人材を確保するための競争が激しく、優秀なローカルスタッフを確保することは難しい。金額競争により、優秀な人材を確保するためには、高い給与が必要となっている。