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3.2 評価の実施体制


(1)評価の位置づけ(図1参照)


 ODA評価は、次のような機能を果たすため、外務省、関係府省、JICA、JBICにより実施されています。

  • (イ) 援助の妥当性、効果、効率性等を検証する。援助のパフォーマンスをモニタリングすることにより、効果的・効率的な援助の実施管理を支援する。
  • (ロ) 評価結果を援助の実施側のみならず、被援助国側に対してもフィードバックすることにより、政策の策定、プログラム及びプロジェクトの発掘・形成・実施等に反映させ、援助の成果を向上させる。
  • (ハ) 援助の透明性を向上させ、援助に対する日本国民の理解と参加を促進するとともに、援助の説明責任(アカウンタビリティ)を確保する。

図1 評価の位置付け
図1 評価の位置付け

(2)評価の実施体制と評価対象


 日本のODA評価の対象は、「政策レベル」、「プログラム・レベル」、「プロジェクト・レベル」の3段階に区分することができます。2000年3月に外務大臣に提出された「『ODA評価体制』の改善に関する報告書」の提言等を受けて、援助政策の企画立案を主に担当する外務省は、個々のプロジェクトよりも一段上のレベルの評価(政策レベル、プログラム・レベルの評価)に重点を置く一方、援助実施機関であるJICA、JBICは、プログラム及びプロジェクト・レベルに重点を置いた評価を行っています。


図2 評価の実施体制と評価対象
図2 評価の実施体制と評価対象

図3 各機関における評価関係部署の組織的位置付け
図3 各機関における評価関係部署の組織的位置付け

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