ODAとは? 国際協力とNGO(非政府組織)

GII/IDIに関する外務省/NGO定期懇談会
(通称「GII/IDI懇談会」)

2015年1月

※GII:人口・エイズに関する地球規模問題イニシアティブ(Global Issues Initiative
※IDI:沖縄感染症対策イニシアティブ(Okinawa Infectious Disease Initiative
※NGO:非政府組織(Non-Governmental Organizations

GII/IDI懇談会は,NGOと外務省の間で,地球規模の保健医療分野の課題について協議し,連携強化を促進することを目的として,これまでに累計118回開催されてきました(2015年1月現在)。1994年の発足当初は人口や感染症を主な議題として協議していましたが,現在ではそれらに加え,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)や母子保健,栄養改善等,我が国の保健援助政策について幅広く情報・意見交換を行っています。

 発足の背景

1994年,日本政府は,途上国における人口やエイズへの取組を実施するため「人口・エイズに関する地球規模問題イニシアティブ(GII)」を発表しました。人口やエイズ分野での支援において,現地に根ざした活動を行うNGOの役割は特に重要で,GIIの効果的な実施のために外務省とNGOの連携を促進する目的で「GIIに関する外務省/NGO定期懇談会」が開催されるようになりました。

その後,2000年の九州・沖縄サミットで包括的な感染症対策支援を行う「沖縄感染症対策イニシアティブ(IDI)」が発表されたことをきっかけに,懇談会名を現在の「GII/IDIに関する外務省/NGO定期懇談会」と改称し,エイズ以外の感染症を含む保健課題について協議されるようになりました。

隔月に開催される本懇談会は,現在では人口や感染症等の従来からのテーマに加えUHCや母子保健など,我が国の保健援助政策の重要課題について情報・意見交換を行っています。2010年に発表した「国際保健政策2011-2015」及び2013年に発表した「国際保健外交戦略」の策定や実施においても,本懇談会を通じてNGOからのインプットを得るなど,幅広い意見を踏まえた政策立案のために有益な意見交換の場となっています。

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