参加希望 ODA出前講座

第10回ODA出前講座 開催報告
~九州大学~
感想

アフリカを援助している理由は、単に貧困者を救うためだと思っていたが、外交面や経済面で日本にも利益が生まれるということに驚かされた。この先アフリカについてもっと知識を深め、何が必要なのかを考えていきたいと思う。
なぜ、アフリカを支援するのかという話が興味深かったです。今まで国際協力とは何かという話題はよく聞きますが、感染症など実際に自分の身に危険が及ぶことを知りました。このようなことを聞くと世界の危機は自分の危機だという実感がわきます。
援助は、ただ単にお金や物資、技術を一方的に与えるだけではだめだということがわかった。援助を受ける側の人々の立場になって、よく考えた上で行動に出なければならないと思った。私が思っていた以上に国際援助は難しいものだった。しかし、多くの人々が他の国々の人を助けるために努力することもすばらしいことだから、私もほんの少しでも誰かの役に立ちたいと思った。
今まで日本は有償援助が多いことに疑問を抱いていました。なぜ貧困で苦しんでいる国に借金を負わせるのか、なぜ無償援助にしないのかと。しかし、今回の講義を聴き、有償援助を行い、相手国に“お金を管理する能力”をつけさせることも必要だという考え方に触れ、自分の視野が広がったように感じます。
政府だからこそできること、NGO/NPOだからこそができることがあると思うので互いに協力し合うのが大事だというのは本当だと思います。
最も強く感じたことは、アフリカについて(もしくはその他の援助対象国について)私達自身がよく知ることが大切だということです。相手のことを知らなければ、どのような援助を必要としているのかなどが分からないからです。
苦しい状況の中でも援助対象国の利益を一番大切にして欲しいと私は思います。国際社会の中での立場や国民からの目は厳しいとは思うのですが、そこが援助の原点だと思うので一番大切にして頂きたいです。
漠然としか知らなかったODAの仕組みについて詳しく理解することができました。アジアの援助が中心となる中で、私には想像の及ばないアフリカへの援助の重要性を聞くことができたことも大変興味深いものとなりました。
今日の話を聞いて、なぜ日本から遠く離れたアフリカに援助をするのか、という疑問に対する答えを自分なりに理解できました。今まで私は、日本はひどい財政赤字であるのに何故莫大な金額をODAとして他国に援助しなければならないのかと考えていたが、平和構築や外交、国際社会全体の課題という観点で意義深いものであると思った。
発展途上国であるアフリカを支援するということは、アフリカが抱える様々な問題を解決するばかりでなく、国際社会で日本の理念を実現させ、経済を発展させる為にもとても意義のあることだと感じました。その国の経済を発展させるためには、貧困層の人々の保護や教育、人間の安全保障が重要になってくると感じたので、そのような問題意識を持って自分なりに研究していきたいと思いました。
日本のODAについては、円借款が多い、インフラ整備に偏りすぎている、本当に現地の人々が求めている活動ではないなどと批判的な意見や評価を多く耳にします。今日も、その様な気持ちで講義を聞き始めたのですが、最近のODAはもっときちんと考えていると少し安心しました。それにしては、その様な活動について、一般の私達に、あまり近況が伝わってこないという事もまた少し気にかかります。国民の理解が深まれば、「日本はODAなんてしている場合じゃないだろう」などといった批判も下火になるのではないでしょうか。
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