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今回の意見交換も含め本件見直し作業は、あくまで外務省としての作業の一環であり、ODA総合戦略会議で承認されたものが政府としての最終案とならないことを確認したい。政府レベルで、こうした原案を如何に扱うかについては重要な問題。
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「ODA総合戦略会議」の議論を踏まえた原案を如何に政府の文書とするかは、本件見直しが初めてのケースであり、今後検討していく。同様の指摘が、前回の「ODA総合戦略会議」でもあった。(外務省) |
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外務省が纏める案を政府の文書とするプロセスの必要性は認識。(大野教授) |
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外務省として国別援助計画を策定していくに当たり、早い段階から関係省庁の意見を聞いていくことは賛成。
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今回の作業は、重点分野の絞り込みも課題としており、全体のプロセスにおいて、外務省が作ったものに途中プロセスにおける意見交換を行わず、最終段階で各省庁から意見を得るのは生産的ではない。(外務省) |
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形態・形式の如何を問わず、早い段階で関係省庁間の連携・意見交換を行うことが重要。(大野教授) |
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外務省の「ODA総合戦略会議」のプロセスと、各関係省庁との意見交換が前後するのか、パラレルに進むのか、途中からパラレルに進むのか、そのプロセス、タイムスケジュールが不明。
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情報提供が不十分であれば、コア・グループとして積極的に対応していく。 |
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現段階では詳細な段取りは未定。例えば、次回は2月、また、3月の箇条書きの中間案を踏まえた形で、数ヶ月に一度のペースが有り得る。外務省のODAホームページでも常時意見の聴取を実施。例えば、一般の国民の方からの意見は、適宜纏め匿名の形でODA総合戦略会議に報告、ホームページ上に掲載することを検討。(大野教授) |
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関係省庁に対しては、ODAホームページを見て下さいという待ちの姿勢を求めるのか。こちら側から随時、意見を発信するツールはないのか。また、本件見直しに係るセミナー、意見交換等の開催は是非、案内が欲しい。
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積極的に意見を求めたい。また、その際の窓口は、外務省国別計画策定室で結構。セミナー等の開催は、関係省庁に案内する。(外務省) |
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こうした作業は、前例のない取り組みであり、作業を進めながら考えて行かざるを得ない事情は理解。他方、今回の作業プロセスが適当ではないことが明らかとなった場合は、他の形態を検討していくといった柔軟性が必要。
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今後の見直し・策定にあたっては、現地主導方式が現実的ではないこともあり得るため、種々の事情を踏まえ具体的に検討していく。(外務省) |
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