ODAとは? 援助政策

対マレーシア国別援助計画

平成14年2月

1. 対マレーシア経済協力を取り巻く状況

(1)経済協力の意義

ASEAN域内協力の拠点
地政学的重要性(重要なシーレーンであるマラッカ海峡の沿岸国)
経済的重要性(我が国の重要な海外生産拠点、天然ガス輸入先等)

(2)開発上の課題

安定した発展のための経済の高度化
製造業の高度化、賦存資源を活用した経済セクターの育成
高度な人的資源の育成、環境問題、格差是正


2.今後の対マレーシア経済協力

対マレーシア国別援助計画のポイント

(1)我が国経済協力の目指すべき方向性

既にある程度の経済発展段階にあり、将来の援助国化も視野に入れ、同国の自助努力のみで課題克服が困難な分野・課題に焦点を当てて支援を行っていくことが重要
有償資金協力及び技術協力を中心に実施

(2)重点分野/課題

経済の競争力強化(製造業の高度化・効率化、IT分野への支援、賦存資源を活かした経済セクターの育成・強化)
高度な知識、技能を備えた人材育成
環境保全
格差是正

(参考)主要経済指標

  1990年 1995年 1998年
人口(万人) 1775 2010 2218
名目GNP総額(億ドル) 415 783 813
一人当たりGNP(ドル) 2340 3890 3670
経常収支(億ドル) △8.7 △74 -
財政収支(百万リンギット) △3437 1861 -
対外債務残高(億ドル) 153 343 448
為替レート(1US$=リンギット) 2.70 2.50 3.92
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