![]() 2001年度に外務省が外部委託して実施した対ベトナム国別ODA評価調査の結果をベトナム側にフィードバックすることがセミナー開催の目的でした。 セミナーにはベトナム政府や現地の援助関係者約50名が出席しました。 評価調査団から調査結果と提言を報告したのに続き、日本大使館やベトナム政府の関係者がコメントしたほか、外務本省からの出張者から、わが国、特に外務省のODA評価への取り組みが紹介されました。 評価調査団は、調査の概要、ベトナム企業家に対するアンケート結果、援助効果の定量分析の結果、対ベトナム援助の各重点分野における調査結果と提言、援助の実施体制に関する提言を報告しました(報告内容は外務省ホームページに掲載されている個別評価報告のベトナム国別評価を参照)。 大使館側からは、評価調査から一年近くが経過した間に提言の一部は既に実施されているとして、わが国が対ベトナム援助協調に積極的に取り組んでいること、わが国の対ベトナム国別援助計画の見直しが現地主導で進んでいることなどを紹介しました。ベトナム政府関係者は、わが国が国別評価を実施し、その結果を共有するセミナーを開催したことを高く評価するとともに、わが国ODAに対する謝意と更なる協力に対する期待を表明しました。 わが国のODA評価への取り組みの紹介では、政策・プログラム・レベル評価への移行、評価フィードバック体制の確立、被援助国との連携強化への努力が紹介されました。現地の援助関係者からは、援助計画の新規策定や見直しに先立ち評価を実施することの重要性が指摘されました。 このセミナーは、わが国の対ベトナムODAの実績及び評価をベトナム政府や現地の援助関係者と共有し、わが国のODA評価への取り組みを彼等に紹介する良い機会となりました。 |