パキスタン・イスラム共和国
「北西辺境州初等教育改善計画」
引き渡し式(平成9年8月8日)
引き渡し式は、民族衣装に身を包み、両国の国旗を振るこどもたちによる関係者の出迎えで始まりました。テープカットやこどもたちの舞踊に続き、学校の女生徒より心のこもったスピーチがあり、会場の雰囲気は一層和やかになりました。
- 女生徒スピーチ(一部抜粋)-
この素晴らしい引き渡し式へようこそおいでくださいました。この学校はとてもすごいのです、まるで闇夜を照らす一筋の光のようです。
この学校のみんなの、また、N.W.F.P.(北西辺境地)のたくさんの人たちの夢が叶えられたのです、それは、日本政府の援助によるもの以外のなにものでもありません。
・・・わたしは、この学校、とりわけ広くこの地域にいる子供たちを代表して、感謝を表したいと思います。本当に、このような素敵な贈り物をありがとうございます。わたしたち生徒はみんな、毎日、日本の大使になったつもりで学校に通って勉強します。
・・・私たちには、東洋の文化という共通のものがあります。どうぞ日本のお友達によろしく伝えてください。
Saba Obaid
(*)案件概要:平成6・7・8年度無償資金協力
パキスタン北西辺境州は、山岳丘陵地域にあり、地理的に教育機関へのアクセスが悪く、また、適切な教育施設の数が少ないために、初等教育の就学率が低く、改善が望まれていました。このため、30校の学校を建設し、黒板や椅子、教卓等の教育環境を整え、新たに7,000人の児童を就学されることを支援します。