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日本国民の皆様へ ありがとう!

ラオス人民民主共和国
「エンサワン小学校建設計画」
完成式典(平成11年11月3日)

完成式典にて
 現在ラオスには約8,000の小学校がありますが、その内約5,000校は使い古しの板材を寄せ集めた仮小屋を利用したものであり、校舎の傷みが激しく崩壊の危険があるため、授業は校庭の木陰で行われているところもあります。
 こうした状況の中、日本政府の草の根無償資金協力により毎年10校程度の小学校校舎が建て替えられています。ラオス政府も日本国民の真心に応えるべく、その一つ一つの校舎が改修されるたびに政府要人を現地に派遣し、住民とともに日本国民の真心に感謝し、国造りのための後継者育成を誓い合います。
 その一つ、ラオス北部ルアンプラバン県のエンサワン小学校では、11月のすがすがしい秋晴れの中、ソムサワート副首相兼外務大臣夫妻と村民500名が日本大使夫妻一行を歓迎し、校舎完成式典が盛大に行われました。
 児童達の手には同じく草の根無償資金協力で作成・印刷された教科書(副読本)が握られています。貧しくも健気なラオスの子供達の顔の輝きに、村の長老も「ラオスの未来は明るいよ」と語っていました。

(*)案件概要:
平成11年度草の根無償資金協力
ラオス北部山岳地帯ルアンブラバン県シェンガン郡エンサワン村の小学校校舎建て替え(5教室・1職員室の校舎及びトイレ棟建設費、机・椅子等調達費、44,992米ドル)
完成した小学校校舎 大使夫妻を歓迎する村民達
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