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インドネシア共和国
「豆乳による母子栄養改善計画」

-子どもの体重が増えてとても嬉しい-

署名式会場周辺に集まった住民達 住民への豆乳配布時の模様
 インドネシアでは、妊産婦や乳幼児の栄養不足が深刻化しています。特に村落部の貧困地帯では、乳幼児の蛋白不足が問題となっています。栄養問題の背景には、昨今の経済危機の影響や、母親の栄養に関する知識の不足、貧困問題も影響しています。従って、この問題の解決には、栄養源補給の他に、啓蒙活動や所得向上を視野に入れた総合的な計画が必要なのです。
 平成11年3月3日、ウジュンパンダン市より南東約30kmに位置するゴワ県バジェン郡タナ・バンカ村の集会所にて、本プロジェクトに対する草の根無償資金協力の署名式が行われました。会場周辺には多数の母子を含めた地域住民が集まり、大変な盛況になりました。本件は実施団体が既に先行プロジェクトとして行っている事業を後押しする形で実施されます。
 署名式の来賓挨拶では、南スラウェシ州知事からの、「本プロジェクトは極めて有意義であり、今後の模範となっていくことを期待します。」というメッセージが転達されました。
 現地国営テレビ局のインタビューに対し、子どもを抱えたお母さんが、「定期的に豆乳の配給を受けているお陰で、子どもの体重が1kg増えてとても嬉しい。日本の援助に感謝したい。」と語り、この模様は署名式当日の夕刻に地方ニュースで放映されました。

 案件概要:平成10年度草の根無償資金協力

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