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中華人民共和国
「援助が救った命」
(湖南省平江県母子保健院救急センター入院病棟建設計画)

 平成16年1月、二人目の赤ちゃんを産んだばかりの一人のお母さんから、こんな手紙が届きました。「私は湖南省平江県浯口鎮西江村のものです。私は日本国政府と日本国民の方々に感謝したいのです。あなた方は二つ目の生命を私に与え、私と子どもを助けてくれた命の恩人なのです。1月10日、突然痙攣を起こして倒れた私は、危険な状態と判断され、湖南省平江県母子保健院救急センターに救急車で運ばれました。センターで救急措置と帝王切開手術を並行して受け、無事出産することができました。保健院の方々から、『あなたが助かったことは、日本国政府と日本国民の真心と切り離すことはできないのです。日本の無償援助によって、この保健院の設備が整い、多くの婦女や乳幼児の健康が保障されるようになったのですよ。』と聞きました。私は心から保健院と日本国政府、日本国民に感謝します。そして中日友好が子々孫々まで続くよう願っています。」

 日本は、湖南省平江県母子保健院救急センター入院病棟の建設費用工事総費用の50%にあたる79,380ドルを供与したのです。入院病棟完成後の収容患者数は前年比1.5倍増加、病床の使用率も104%となり、妊産婦や乳幼児の死亡率の低下といった大きな効果を挙げています。お母さんが安心して出産し、赤ちゃんが健やかに育てる環境の整備のために、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力が役立っています。

湖南母子保健プレート 湖南母子保健看護婦
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