「可愛い売り子さん」(第一回作品)
足立 晴幸(豊岡市立豊岡北中学校)
撮影者のコメント
グァテマラ各都市では、子供達が親と一緒に売り子やその他の手伝いをしている場面をよく見かけた。「何をしている所だろう」「どうしてこんなことをしているのだろう」と問うことでグァテマラの庶民の生活の一端がかいま見える。
「農家の兄弟」「小学校で」(第一回作品)
三上 誠一(棚倉小学校)
撮影者のコメント
ベネズエラ、カラカスから1時間程の農家の家族です。家族で協力しあい生計をたてています。生活は大変でも、学校へは必ず行きます。普段の服はぼろくても学校へはきちんとした服で行き、学校は多くの人々のボランティアで成り立っています。学校では子供達は生き生きとしています。弁当は、とうもろこしで作ったアレーパという食べ物です。
「砂漠の花園“Lomas”」(第一回作品)
藤森 卓麻(リマ日本人学校)
撮影者のコメント
ペルーの海岸地帯は低緯度にありながら寒流の影響で、冬(6~10月頃)は霧に覆われる日が多くなります。そこにアンデスの山がすぐ近くまで迫る地形が加わり、広大な砂漠の特定の場所に、期間限定で大規模な花園が現れます。いろいろな植物の原種も多くみられ、いろいろな分野で興味がそそられる花園です。
「お客さん、来ないかな!」(第一回作品)
小泉 雅弘(鹿児島市立武岡台小学校)
撮影者のコメント
途上国で子どもは、一家を支える大事な存在です。この子(小学3年生)も、学校が終わると、こうして店でジュースやおかしを売ってお金をかせいでいます。この姿を、全国の小学生に見てもらいたい。私の方を見てにっこりあいさつしてくれました。この輝くような瞳が今でも忘れられません。
「買い物へ行こう!」(第ニ回作品)
白築 健(独立行政法人国際協力機構 国際協力推進員(広島県担当))
撮影者のコメント
私は、国際協力機構(JICA)の日系社会青年ボランティアとして、南米のボリビアに2年間滞在し、現地の人々に日本語を教えました。南米で最も貧しい国、ボリビアでは、スーパーやショッピングセンターの数は少なく、買い物は市場や個人商店で行うのが一般的です。その国の庶民の生活や物価を知るには、買い物が一番だと思い、帰国を控えた時期に、街を回り、写真を撮りました。
写真の教育的視点として、次のような点が考えられます。
(1)極端な富裕層でも、貧困層でもない、一般的な庶民の衣食住を読み解くことができる。
(2)庶民の生き生きと暮らす姿を見せることで、「途上国=貧困=かわいそう」という固定的な印象を揺さぶらせ、肯定的はイメージを持たせることができる。
(3)日本との物価や給与水準の違いを実感することができる。
※ 敬称略、肩書きは応募当時
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