
各部門の入賞者・入賞作品
実践授業例部門 入賞作品
優秀賞
- 氏名:
- 加藤有悟
- 作品タイトル:
- 『外国人労働者との共生のあり方を問う社会科の授業―2年地理的分野「地場産業で働く外国人労働者」の実践―』
- 実施日時・場所・人数:
- 平成16年9月岡崎市立美川中学校2年4組生徒数37人
- 作品のテーマ・アピールポイント:
- 外国人労働者に対して、生徒は不安や恐れを感じていることが事前に分かった。こうした感情を抱くのは、外国人労働者の実態を知らなかったり、報道を聞きかじって「外国人=犯罪」などというイメージを持ってしまっていたりするからである。こうした意識は、差別や偏見、排斥へとつながりかねない。そこで、地場産業である紡績工場で働くインド人労働者を取り上げ、見学、調査、話し合いなどを通して、外国人労働者との共生のあり方を考えさせ、生徒の認識の変容と深まりをはかった。授業では、次の視点を大切にした。(1) 外国人労働者を受け入れている日本側の事情から考える。(2) 仕事を求めて、来日する外国人労働者の事情を考えさせるとともに、教室に招いて話し合いをし、ふれあいを持つ。(3) 外国人労働者を受け入れていく場合の課題とその解決方法を考える。(4) 当事者意識と主権者意識を引き出すような未来構想を書かせる中で、共生のあり方を考えさせる。
- 期待できる学習効果:
- ・外国人労働者は一生懸命働いて、まじめに生活しているという実態を知ることで、等身大の外国人労働の姿を理解し、生徒の不安や恐れ、偏見を取り除く。
・日本の経営者は人手不足と一生懸命に働くという理由から外国人を雇っているという、日本側の事情をつかむことが出来る。
・外国人労働者は母国と比べて高給を得られるので来日して仕事を続けているという、外国人労働の側の事情をつかむことができる。
・外国人労働との共生のあり方を考えていくことが、今後の日本の課題であるということを生徒が理解し、協力していこうという姿勢と態度を養うことができる。
- 作品内容:
- 詳細PDF

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