犯罪

第6回国際麻薬統制サミット(概要)

平成17年9月

1. 経緯

(1)本件会合は、各国の国会議員が、薬物問題とその対策について自由な意見交換を行うフォーラムとして、1998年に英国で欧米諸国の議員により第1回会合が開催され、これまで6回開催された。

(2)2002年には、我が国政府、麻薬・覚せい剤乱用防止対策推進議員連盟、国連薬物統制計画(当時)の共催により東京で開催され、アジア地域の麻薬問題等に関する活発な議論が行われた。

(これまでの開催国:英国(1998年)、オーストリア(1999年)、米国(2000年)、ボリビア(2001年)、我が国(2002年)、スウェーデン(2003年))

2.日時・場所

 2003年5月26、27日、於:ストックホルム(スウェーデン)

3.出席者

 我が国の他、米国、英国、ドイツ、イタリア、ロシア等欧米の18か国の国会議員、欧州議会議員等並びに国際機関である国連薬物犯罪事務所(UNODC)等が出席。我が国からは、藤井基之参議院議員、遠山清彦参議院議員が出席された。

4.審議概要

「若年者と薬物乱用」の全体テーマの下、拡大傾向にある若年層の薬物乱用を防止するため、家庭や学校、地域社会の果たす役割と連携の重要性等について議論が行われた。

(1)若年層の国政、地域レベルの活動への取り込みの重要性(青年会議との連携等)

(2)若年層の薬物乱用の傾向と拡大(合成薬物乱用の拡大、複数の薬物使用等)

(3)乱用に繋がる危険要因(薬物の入手可能性等)と保護要因(オリエンテーション等)

(4)薬物使用の若者文化(ライフスタイル)化に関する議論

(5)乱用拡大防止策(家庭・学校の連携、情報共有、保健プログラムの構築等)

(6)学校の役割(友人を通じた相互チェック、対話、教師の訓練等)

(7)若年層の中毒治療における注意点(若年者特有の心身状態への考慮等)

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