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富山県・オレゴン州友好提携35周年
35年の交流を礎に、未来へつなぐパートナーシップ
富山県地方創生局多文化共生推進室国際課
2026年、富山県と米国オレゴン州は友好提携35周年を迎えました。この節目を記念し、富山県訪問団は8月にオレゴン州を訪問し、州政府、経済界、教育機関、文化団体などとの意見交換や交流事業を実施しました。今回の訪問は、35年にわたる交流の歩みを振り返るとともに、次世代を担う交流の可能性を確認する機会となりました。
1 交流の原点を振り返る
富山県とオレゴン州との交流は1989年に知事を名誉団長とする「富山県青年・女性海外派遣団」一行が初めて訪問したことを契機として始まりました。オレゴン州は豊かな森林資源や自然環境に恵まれ、富山県との共通点が多い地域であったことから交流が進められ、その後、日本語教育や教育研究者の交流、行政職員の相互派遣などを経て、1991年10月に友好提携を締結しました。
2 多くの人々が支えてきた35年
今回の訪問では、ティナ・コテック州知事との会談をはじめ、オレゴン州経済開発局、オレゴン州立大学、オレゴン日米協会(JASO)などとの意見交換を行いました。
JASOは、オレゴン州の大学生向けの日本語スピーチコンテスト「富山カップ」の実施などを通じて、長年にわたり両地域の交流を支えています。「富山カップ」は今年30回目を迎え、オレゴン州の学生が日本語や日本文化への理解を深める機会として親しまれています。
また、35周年記念レセプションには州政府関係者、経済界、教育・文化関係者など約120人が参加し、交流を支えてきた多くの関係者が一堂に会しました。会場には友好提携締結当時の州知事であるバーバラ・ロバーツ氏も出席され、交流の歴史の重みを感じさせる機会となりました。
今年30回目を迎えた日本語スピーチコンテスト「富山カップ」
3 次世代へ広がる交流
今回の訪問では、交流の担い手が次の世代へと広がっていることも改めて確認されました。
訪問期間中には、ポートランドで北米珠算連盟によるそろばん世界大会「インターナショナル・アバカス・クラシック(International Abacus Classic)2026」が開催され、日本、米国、カナダから約180人が参加しました。同大会は富山県も共催し、本県とオレゴン州との友好提携35周年記念大会として位置付けられました。閉会式では2027年大会の富山開催も発表され、オレゴンをはじめ国内外の子どもたちが富山に集う新たな交流の機会となることが期待されています。
また、オレゴン州を拠点とする青少年音楽団体「メトロポリタン・ユース・シンフォニー(MYS)」との面談も行いました。2027年には約100人の団員・関係者が富山県を訪れ、公演を実施する予定であることが紹介され、音楽を通じた青少年交流への期待が高まっています。
こうした取組は、両地域の交流を次の世代へつないでいく重要な役割を担うものと考えられます。
ポートランドで開催されたそろばん世界大会(中央が新田富山県知事)
4 35周年から次のステージへ
今回の訪問を通じて、35年にわたり培われてきた富山県とオレゴン州との信頼関係を改めて確認するとともに、今後の連携に向けた具体的な取組について意見交換を行うことができました。
今年11月にはオレゴン州政府関係者の富山県訪問が予定されているほか、ポートランドを拠点とするダンスカンパニー「BodyVox」による富山公演やワークショップも予定されています。
1991年の友好提携締結以来、富山県とオレゴン州は教育、文化、経済、人材育成など、多様な分野で関係を築いてきました。今回の35周年記念訪問は、その歩みを振り返るとともに、将来に向けた新たな一歩となりました。
今後も、両地域の交流を支えてきた関係者との連携を大切にしながら、次世代へ友好の輪をつなぎ、富山県とオレゴン州とのパートナーシップをさらに発展させていきます。
富山県・オレゴン州友好提携35周年記念レセプション (左から6人目が新田富山県知事、7人目がコテックオレゴン州知事)
