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令和8年7月17日

土浦市国際交流協会

1 どうして土浦市とパロアルト市?

 土浦市は日本で2番目に広い湖である霞ヶ浦のほとりにある城下町です。東京へは電車で約1時間、成田空港や茨城空港へも1時間足らずの好アクセス。散策に最適な落ち着いた街並みでありながら、ナショナルサイクルルートに指定された「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を中心とした自転車のまちとしても注目され、週末は全国からのサイクリストでにぎわう町です。日本三大花火大会のひとつである「土浦全国花火競技大会」で土浦を訪れた方も多いでしょう。歴史に基づいた文化と、現代的なアクティブさ、カルチャーが融合する都市です。
 一方、パロアルト市は米国カリフォルニア・シリコンバレーの中心都市です。サンフランシスコ市内へは車で約1時間、サンフランシスコ国際空港やサンノゼ空港にも近く、日本からは行きやすい町です。パロアルト市はスタンフォード大学と共に栄えてきた歴史があり、起業家も多く、現在はハイテク産業の中心でありながら、自然の景観を残した整然とした街並みが印象深い町です。家賃や物価は米国内でも高い地域ですが、治安の良い、日本人が住みやすい都市です。
 このパロアルト市と土浦市が姉妹都市として交流を開始したきっかけは、実はハイテク産業と関わりが深いのです。今から40年以上前、現在は土浦市の一部である新治村に、パロアルト市で創業した世界的IT企業が進出し、村内の中学生がパロアルト市にあるその企業の社員宅にホームステイしたことがきっかけで交流がはじまりました。これをきっかけに、長年にわたってパロアルト市の民間企業と土浦市の地域住民は絆を深め、2009年には正式な姉妹都市締結に至りました。
 土浦市とパロアルト市の姉妹都市としての交流事業は「かすみがうらマラソン選手招待」をはじめ、様々なものがありますが、中学生の交換交流事業はこの中でも長く続いており、例年3月に土浦の中学生がパロアルト市を訪れ、6月にはパロアルト市の中学生が土浦市を訪れます。土浦市はこれまで延べ321人のパロアルト市の中学生を受入れ、パロアルト市には延べ354人の土浦市の中学生を受け入れていただきました。

2 パロアルト市での生活と交流で学ぶ!アメリカ文化!

 令和8年は25回目の交換交流事業となりました。3月14日、土浦市の中学生12人は緊張と期待の面持ちで成田空港を出発。9日間の概要は下記のとおりです。

令和8年3月
14日
結団式。成田空港出発
サンフランシスコ国際空港到着。歓迎パーティー
15日
ホストデイ ホストファミリー(注1)とともにパロアルト市での生活スタート
16日~18日
ホストファミリーのバディ(注2)が通う学校訪問
16日
パロアルト市議会訪問
18日
Google本社、スタンフォード大学見学
19日~20日
雄大なヨセミテ国立公園を体験
21日
サンフランシスコ見学
22日
答礼パーティー。バディとホストファミリーへ感謝をこめて
サンフランシスコ国際空港出発
23日
成田空港着

(注1:参加生徒を家族の一員として受け入れ、日常生活を共にする家庭)
(注2:ホームステイ中に行動を共にするパロアルト市の中学生)

ヨセミテ国立公園見学

 パロアルト市で9日間を過ごした土浦市の中学生からは下記のような感想が寄せられました。

  • 日本と全く違う文化を体験したことが楽しかった。
  • ホストファミリーや現地のみんなが優しかった。
  • バディと一緒にアニメを見たり、ショッピングをしたり、NBAのゲームを見たのがとても楽しかった。

3 濃密な9日間。リアルな日本、リアルな中学生活を体験!

 6月6日、夏休みを迎えたばかりのパロアルト市の中学生12人が成田空港に到着。9日間の概要は下記のとおりです。

令和8年6月
6日
成田空港でお迎え。土浦市における歓迎会の後はホストファミリー宅へ
7日
土浦市の中学生と一緒に座禅体験とハイキング
8日、9日
ホストファミリー宅の中学生が通う学校で、日本の中学生の日常を体験
10日
東京見学 (東京スカイツリーや浅草を見学)
11日、12日
日光研修(日光東照宮や日光江戸村を見学)
13日
ホストデイ ホストファミリー家族との思い出づくりの一日
14日
答礼パーティー 土浦市最後の日。歓談や会食で友情を深めます
終了後はバスで成田空港へ
座禅体験

 土浦市を、日本を体験した9日間はあっという間に過ぎました。来日したパロアルト市の中学生からは下記のような感想が寄せられました。

  • 日本や土浦の文化について、より一層学ぶことができた。
  • この交換交流事業はとても面白いと思う。

 一方、土浦市の中学生からは下記のような感想が寄せられました。

  • 英語が得意ではなかった自分に自信を持つことができたしもっと英語を学びたいと思うきっかけになりました。
  • 自分自身の英語力に自信を持つことができた。そのため、海外で働きたいという将来の夢が生まれた。そして、バディとは、連絡を取り続けている。

 また、ホストファミリーのご家族からはこんな声も聞かれました。

  • 娘は2年前からこの事業への参加を希望しており、今回実際に参加できたことをとても楽しみにしていました。事業を通して、完璧な英語で話せなくても積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が見られ、大きな成長を感じました。
  • ホームステイに行く前には、全く英語を話しませんでしたが、今は多少間違っていても積極的にどんどん話しています。英語を話せるのが楽しくて、スピーチ大会の学校代表チームの一員にも立候補しました。どの国の人も皆優しいと気付き、失敗を恐れずに前向きになれたことが一番良かったことです。
答礼パーティー

4 小さな経験が日本を好きになる大きな絆に

 交換交流事業には、大勢の土浦市民の皆さんにご協力いただいてきました。ホストファミリーになっていただくご家庭はもちろんのこと、プログラムのサポートをしていただく事業者の方々、各事業のアシストをしてくださる方々、通訳の方々などなど。市民の皆さんの支えがあってこそ継続できるのだと感じています。
 米国人歌手のクリス・ハートさんは、中学生の時に交流プログラムに参加し、土浦市に滞在したことがきっかけで日本に関心を持ち、日本の歌を歌うようになったと話されています。

(参考)国際交流基金ホームページ別ウィンドウで開く

 彼のほかにも、多感な中学生時代に土浦市にホームステイしたことが、その後の人生にさまざまな良い影響があった方が多いのではないかと考えています。これからも日本に対しての理解を深め、好意を感じてくれ、そして土浦を好きになってくれる生徒が増えることを祈りながら当事業を推進してまいります。

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