グローカル外交ネット
大分県のサンフランシスコ周辺地域の訪問
「Experience Oita」で大分県の魅力を発信
在サンフランシスコ総領事館
昨年11月、在サンフランシスコ日本国総領事館は、大分県との共催で、総領事公邸において大分県の魅力をPRするレセプション「Experience Oita」を開催しました。今回は、大分県のサンフランシスコ周辺地域訪問の概要やレセプションの様子をお届けします。
1 大分県とカリフォルニア州とのつながり
大分県は、カリフォルニア州といくつかのつながりを有しています。2024年11月には、ワインや温泉で有名なカリフォルニア州ソノマ郡のソノマカウンティツーリズムと「友好と相互協力に関する覚書」を締結し、持続可能な観光地域づくりに関わる人的交流、双方の観光資源の調査研究、情報発信及び誘客の協力等の取組を実施していくこととしています。また、スタンフォード大学国際異文化教育プログラムSPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education)では、大分県内の高校生向けに遠隔講座が実施されています。さらに、佐藤樹一郎知事は約30年前に3年間、当時の通商産業省からの出向で在サンフランシスコ総領事館に勤務した経験を有します。
2 大分県米国西海岸交流促進ミッションについて
今回、佐藤知事は、グローバル人材の育成などの人的交流の更なる促進、観光誘客や県産品の販路拡大に向けたトップセールスのため、サンフランシスコ周辺地域を訪問しました。中でも大きな目的の一つが、サンフランシスコ市のダニエル・ルーリー市長との面会であり、佐藤知事からルーリー市長に、サンフランシスコベイエリアと別府湾との地理的な類似性や、スタンフォード大学と連携した大分県の取組などについて紹介した上で、今後の交流促進に向けて活発な意見交換が行われ、交流促進に向けた大きな一歩となりました。また、スタンフォード大学SPICEを訪問し、現在行われている高校生向けの遠隔講座に加えて、新たに県内の大学生向けの遠隔講座を開設することで合意したほか、同大学の創薬医療機器開発研究所と協力し、産学官連携によるシリコンバレーや台湾との経済交流と、人材ネットワークの構築を図る国際会議の大分開催に向けて準備を進めていくこととなりました。このほか、当地の日本商工会JCCNCやJETRO、当館を訪問し、サンフランシスコ周辺地域の経済情勢等について意見交換を行いました。
大分県佐藤知事とサンフランシスコ市ルーリー市長との面会
3 大分県PRレセプション「Experience Oita」の開催
訪問の締めくくりとして、在サンフランシスコ日本国総領事公邸において、大槻総領事と佐藤知事の共催で、大分県のPRレセプション「Experience Oita」を開催しました。カリフォルニア州政府関係者やサンフランシスコ市関係者、当地の商工会など経済関係者、レストラン・流通・小売などの飲食業関係者、観光関係者、メディア等約70名が参加しました。レセプションでは、県産食材のPRとして、おおいた和牛のステーキや肉寿司、大分県産養殖ブリの握り寿司、照り焼き及びカルパッチョ、大分県産乾しいたけ「うまみだけ」とエビの生姜餡を提供し、参加者から大変好評でした。また、県産酒のPRとして、八鹿酒造株式会社及びiichiko USAがブースを出展して商品の試飲を提供したほか、赤嶺酒造、二階堂酒造の焼酎及び久住蒸留所のウイスキーのサンプルを提供しました。さらに、手湯体験や観光パンフレットの配布、下駄、竹細工等の大分県産の工芸品の展示を通じて、大分県の観光・物産の魅力も存分にPRされました。レセプションの最後には、大分県出身の当地飲食店経営者の紹介により昨年6月に大分県日田市の高校を訪問した、グラミー賞受賞者のファンタスティック・ネグリート氏による演奏が行われ、大盛り上がりの中で幕を閉じました。
大分県産食材を使った料理を楽しむ参加者
大分県産酒ブースや物産・観光ブースの様子
4 最後に
今回の佐藤知事によるサンフランシスコ周辺地域訪問と「Experience Oita」レセプションは、大分県とサンフランシスコ周辺地域との絆を深める重要なステップとなりました。レセプションでは、参加者から大分県産の食材や酒類について好評を得ただけでなく、参加したインフルエンサーによる発信を通じて、当地在住の一般層にも大分県への関心を高める機会となりました。この取組を契機に、大分県とサンフランシスコ周辺地域との関係が深化し、互いの地域の発展に寄与することを祈念しています。

