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沖縄から海外へ!米国ロサンゼルスでの県産品トップセールス
沖縄県 商工労働部 グローバルマーケット戦略課
1 沖縄県産品を米国市場へ
沖縄県では、海外における県産品の認知度向上や輸出拡大を目指し、県内企業の海外展開活動支援や販促プロモーションなどに取り組んでいるところです。2025年6月12日(現地日時)、米国市場での販路拡大に向けて、現地の食品卸売業や小売販売業などの流通関係者の皆様を、外務省の対外文化発信拠点である米国ロサンゼルスのジャパン・ハウスにお招きし、県産品のトップセールスを実施しました。
2 沖縄県産品プロモーションイベント「Flavors from Okinawa: Nature's Gift on Your Plate」


イベントの冒頭では、玉城知事によるプレゼンテーションを行い、ブルーゾーンとして知られている沖縄県の健康長寿などを切り口に、豊かな自然環境で育まれた県産品や魅力をお伝えしたほか、県内サプライヤーによる商品解説などが行われました。また、ジャパン・ハウス内のミシュランレストラン料理長が県産食材で調理した創作料理の試食を振る舞い、黒糖、海ぶどう、もずく、紅芋、シークァーサー、ビール、泡盛など多彩な県産品をPRしました。続いて開催した商談会では、県産品の付加価値向上と販路拡大に向けて、県内サプライヤーと現地バイヤーとの活発な商談が行われました。参加したサプライヤーからは、今回のイベントを契機とした商談が成立し、新規取引が決定したとの報告を受けており、早々に取組成果が出ています。その他の企業においても、現地企業との取引に向けて、継続した話し合いが行われています。
3 今後の海外展開に向けて


今回、沖縄県として初めてジャパン・ハウスでイベントを実施しましたが、ロサンゼルスの中心地に位置し、国際的な発信力を持つ同施設を活用させていただくことで、効果的に沖縄をブランディングすることができました。今後、トップセールスで得られたノウハウや現地企業とのネットワークなどを活用し、県内企業の海外展開活動をフォローアップしながら、米国をはじめ海外への施策展開を推進してまいります。
【参加した現地企業の声】
「紅芋の鮮やかな彩りがユニークで味も絶品だ。」
「ビールとシークァーサーの組み合わせは、まさにフレーバービールのようで現地嗜好にマッチする。」
「新鮮な海ぶどうの食感を活かし、幅広いジャンルの活用を提案したい。」
など、県産食材についてポジティブな評価をいただきました。
【県内企業の関係者の声】
「イベントを通して現地企業と繋がる機会が得られ、販路拡大を進められる。」
「米国では日本食の切り口でPRを進めていくことが良いと分かった。」
「県産食材の魅力を伝えることができた。」
など、新たな商流構築と販路開拓に向けて手応えを感じた様子でした。