グローカル外交ネット

令和7年8月4日

山形県農林水産部農産物販路開拓・輸出推進課

 山形県では、2016年から、米国ハワイ州において、県産ブランド米「つや姫」をはじめとする県産農産物等のプロモーションに取り組んでいます。
 今年は、山形県によるハワイ州での「つや姫」プロモーション開始から10年という節目の年にあたります。
 この記念すべき年に、「つや姫 海をわたる」10周年記念事業として、ハワイにおける「つや姫」のトップブランド米としての定着・販路拡大、山形県の認知度向上、そしてハワイ州との一層の相互交流を目指し、さまざまなプロモーションを実施しました。
 今回は、その主な取り組みの様子をご紹介します。

1 「つや姫 海をわたる」10周年記念レセプション(在ホノルル日本国総領事公邸)

10周年記念レセプションの様子
酒田舞娘による演舞の様子

 5月22日、在ホノルル日本国総領事館のご協力のもと、総領事公邸において「つや姫 海をわたる」10周年記念レセプションを開催しました。
 ハワイ州の政財界要人、現地輸入バイヤーやレストラン関係者など約100名を招待し、「つや姫」を使用したおにぎりやアヒポケ丼、さらに、総称山形牛を使用した芋煮やステーキ等の県産食材を使用した料理を実際にご試食いただきました。
 招待者からは、大変好評であり、ハワイ州における「つや姫」をはじめとする県産食材の認知度向上に大きく貢献しました。
 また、レセプションでは酒田舞娘による演舞も披露し、北前船がもたらした華やかな料亭文化を現地の皆さまにご紹介する機会にもなりました。

2 短期大学での県産食材PR(カピオラニコミュニティカレッジ)

カピオラニコミュニティカレッジでの県産食材PRの様子

 5月23日、ホノルル市内の短期大学カピオラニコミュニティカレッジを訪問し、ハワイの将来の食産業を担う調理学科の学生に向け、「つや姫」や県産酒等、県産食材の魅力をPRしました。山形の“食”を通じて、現地との相互交流の促進を図ることを目的とした取組みです。
 その結果、プロモーションの翌月には、現地の教員や学生グループが山形県を訪れ、「つや姫」の圃場を見学したり、生産者の講話を聴講したりする等、山形県での学びと体験を通じて、交流がより深まりました。
 「つや姫」の輸出が、現地でのトップブランド米としての販売にとどまらず、山形県とハワイ州を結びつける架け橋となりました。

3 おわりに

 10周年記念レセプションは、兒玉総領事のご理解と、在ホノルル日本国総領事館職員の皆様からの多大なご協力により、大盛況のうちに終えることができました。
 また、今回のそれぞれの取組みを通じて、改めてハワイ州における「つや姫」をはじめとする県産食材の高い魅力と可能性を感じました。
 この訪問をきっかけに、県産農産物のさらなる輸出拡大はもとより、観光・文化を含めた多方面での交流を深め、山形県とハワイ州との相互交流の輪を一層広げてまいります。

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